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GLPI・iTop・ManageEngine ServiceDesk Plusの違いを比較!open source運用とCMDBで選ぶ

読む目安 約5分 更新日 2026-07-21 GLPI iTop ManageEngine ServiceDesk Plus

GLPI、iTop、ManageEngine ServiceDesk Plusは、いずれも社内の問い合わせや申請をチケットとして管理できるITSMツールです。ITSMとは、社内ITサービスの受付、対応、変更、資産管理などを継続的に運用していく考え方を指します。

3製品の大きな違いは、チケット機能があるかどうかではありません。どの導入方式を選べるか、資産とCMDBをどう位置づけるか、そして自社でどこまで運用の責任を持つかにあります。CMDBは、機器やシステムなどの構成情報と、それらの関係を管理するデータベースです。

結論を先に

GLPI

こんな人に

資産とチケットを紐付け、セルフホストと公式クラウドを選びたい

iTop

こんな人に

CMDBを中心にサービス管理を調整し、必要に応じて商用パッケージやSaaSへ広げたい

ManageEngine ServiceDesk Plus

こんな人に

ヘルプデスクから資産、変更、プロジェクト管理へエディション単位で広げたい

「オープンソースかどうか」だけでなく、運用を自社でどこまで担うのかを含めて選ぶと、違いがはっきりします。

3製品の違いを一覧で比較

比較項目GLPIiTopManageEngine ServiceDesk Plus
導入方式オープンソースのセルフホスト、Public Cloud、Private Cloudオープンソースのセルフホストを入口に、商用パッケージとSaaSも提供Cloudとon-premises
中心にしやすい領域資産管理とヘルプデスクの統合調整可能なCMDBとITSMプロセスヘルプデスクから資産・変更へのエディション拡張
日常の受付チケットとサービス申請を資産・ユーザー情報に紐付けサービスカタログ、SLA・契約、チケット管理を接続StandardはITヘルプデスクが中心
資産・CMDB資産管理、Inventory、ネットワーク検出。一部はサブスクリプションプラグインの範囲調整可能なCMDB、データ同期、影響分析、監査、資産管理ProfessionalとEnterpriseでIT資産数も課金要素。CMDBはエディションまたは追加機能の条件あり
自動化自動実行、ルール、承認、プラグイン承認、通知、自動割り当て・完了。パッケージで範囲が異なるワークフロー、承認、SLA、サービスデスク自動化。エディションで範囲が異なる

表に出てくるSLAとは、たとえば問い合わせの優先度に応じて、目標とする応答時間や対応条件を定める取り決めのことです。どの製品も受付と対応の仕組みは持っていますが、資産やCMDBへのつなげ方、拡張機能の条件が異なります。

GLPI: 資産とヘルプデスクをつなげやすい

GLPIでは、障害対応とサービス申請のチケットを、資産やユーザーの情報に紐付けて管理できます。たとえば、問い合わせと対象の機器を切り離さずに追いたい場合に、製品の方向性が合います。利用者向けポータルとヘルプデスクを備え、プラグインマーケットプレイスから機能を拡張できるのも特徴です。

資産管理では、GLPI Inventoryやネットワーク検出を利用できます。ただし、サブスクリプションのプラグインに含まれる範囲は分けて確認が必要です。運用のルールは、自動実行、ルール、承認、プラグインを組み合わせて広げられます。

導入方式は、Communityのセルフホストだけでなく、GLPI Network Public CloudとPrivate Cloudも選べます。ソフトウェアの利用とサーバーの運用を分けて検討したい組織にとって、比較しやすい選択肢です。

iTop: CMDBを中心にプロセスを組み立てる

iTopは、調整可能なCMDBを中心に、サービスカタログ、SLAと契約、チケット管理をつなげます。データ同期や影響分析、監査、資産管理も対象です。たとえば、システムを変更するときに、関係する構成情報を見ながら影響を確認したい場合に検討しやすい製品です。

日常の受付では、利用者用ポータル、カタログ、メールからのチケット登録、通知を利用できます。承認、通知、自動割り当て、自動完了の範囲はパッケージによって異なります。インシデント、サービス申請、問題管理、変更管理を一連のITILプロセスとして扱い、より高度なプロセスはAtelierやForgeで拡張します。

入口になるのはオープンソースのCommunity版です。必要に応じて、サポート、アップグレード支援、Designer、トレーニングなどを含む有償サブスクリプションや、SaaSを別経路で検討します。無料のソフトウェアと商用サービスを同じものとして比べないことが大切です。

ManageEngine ServiceDesk Plus: エディションで範囲を広げる

ManageEngine ServiceDesk Plusは、Cloudとon-premisesを提供し、エディションによって機能の範囲を広げる製品です。StandardはITヘルプデスクが中心で、Enterpriseでは資産、変更、プロジェクト管理まで広がります。

利用者はセルフサービスポータルとサービスカタログから申請できます。ただし、on-premisesのカタログには、エディションまたは追加機能の条件があります。ワークフロー、承認、SLA、サービスデスクの自動化も、エディションごとの範囲を確認する必要があります。

問題管理、変更管理、リリース管理はEnterpriseに含まれます。下位エディションでは有償の追加機能となる場合があります。そのため、導入後に使いたいプロセスから逆算してエディションを選ぶのが実用的です。ProfessionalとEnterpriseではIT資産数も課金の要素となり、CMDBにはエディションまたは追加機能の条件があります。

料金は通貨だけでなく契約単位が違う

GLPIとiTopはグローバル向けのEUR表示、ManageEngine ServiceDesk Plusは日本向けのJPY年間ライセンスを用いています。課金の単位も、インスタンス、担当者、固定契約、要問い合わせに分かれます。これらを同じ月額として換算せず、契約に含まれるサポートや対象数と一緒に見てください。

項目GLPIiTopManageEngine ServiceDesk Plus
課金単位flat_contract、instance、named_agentcustom_quote、instancetechnician
最安有料1 IT agentあたり月額19 EUR、1 agentから、VAT別要問い合わせStandard Edition 5 operatorsの年間license、保守support込み、税別
大規模月額100 EUR、10 IT agents・500 assetsまで、VAT別commercial subscriptionとSaaSの固定公開額は掲載されず、support・Designer・service levelをsalesで確定するEnterprise Edition 5 operators・500 nodesの年間license、税別

注意

料金情報は2026年7月21日確認時点です。GLPIとiTopはグローバル向けの参照情報で、日本向けの固定JPY価格ではありません。ManageEngine ServiceDesk Plusは日本公式価格表のJPY・税別の年間ライセンスを使っています。価格や契約条件は変更されることがあるため、導入前に公式情報を確認してください。

オープンソースのGLPI CommunityとiTop Communityは、ソフトウェアの入手自体は0 EURです。しかし、サーバーを用意して動かす場合は、ホスティング、更新、バックアップ、プラグイン、サポート、運用人員を別の費用として見積もる必要があります。ソフトウェアの取得費が0 EURであることと、総費用が0円であることは同じではありません。

GLPIで公式クラウドやサポート付きプランを選ぶ場合は、エージェントの最低数、プラグイン、サポートの範囲を確認します。iTopのAtelier、Forge、SaaSは要問い合わせであり、無料とは扱いません。ManageEngine ServiceDesk Plusは、Cloudとon-premisesで契約が異なり、日本版の年間ライセンスには保守サポートが含まれます。

用途別の選び方

自社サーバーで始め、資産とチケットを一緒に管理したい場合

GLPIが候補です。セルフホストから公式クラウドまで選択肢があり、資産情報と日常の問い合わせを紐付けられます。セルフホストで始めるなら、バックアップや更新を誰が担当するかも同時に決めておきます。

CMDBを核に、契約や変更まで関係づけたい場合

iTopが候補です。調整可能なCMDB、データ同期、影響分析を含めて、チケットだけでなく構成情報を中心に運用を設計したい場合に合います。高度なプロセスやサポートが必要なら、Communityだけでなく商用パッケージやSaaSも分けて比べます。

必要なITSMプロセスに合わせてエディションを選びたい場合

ManageEngine ServiceDesk Plusが候補です。まずヘルプデスクに必要な範囲を定め、資産、CMDB、問題、変更、リリースの各領域がエディションに含まれるのか、追加機能が必要なのかを確認します。資産数も課金の要素になるため、運用担当者数と一緒に見積もります。

確認しておきたいこと

問い合わせ管理だけでなく、資産、CMDB、問題、変更、リリースのどこまでを導入時から使いたいか
サーバー、更新、バックアップを自社で担うか、クラウドまたはSaaSに含めたいか
運用担当者数、管理資産数、必要なプラグインやサポートを含めた費用で比べているか

よくある質問

Q.GLPIとiTopは無料で使える?

A.Communityのソフトウェアは0 EURで入手できます。ただし、セルフホストに必要なホスティング、更新、バックアップ、プラグイン、サポート、運用人員の費用は別です。iTopのAtelier、Forge、SaaSは要問い合わせです。

Q.CMDBを重視するならどれ?

A.CMDBを中心にデータ同期や影響分析まで組み立てたいならiTopが候補です。資産とヘルプデスクの紐付けを重視するならGLPI、エディション単位で資産とCMDBの範囲を選ぶならManageEngine ServiceDesk Plusを比べられます。

Q.クラウドで使える?

A.GLPIにはPublic CloudとPrivate Cloudがあります。iTopはSaaSを別経路で提供し、固定の公開額はなく要問い合わせです。ManageEngine ServiceDesk PlusはCloudとon-premisesを提供しています。

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出典

確認日: 2026-07-21(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

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